本棚探偵の冒険

本棚探偵の冒険

古本マニアのマンガ家、喜国さんの本への愛情あふれるエッセイ。
私自身は古書には興味がないけれどこの本はめちゃめちゃおもしろかった。とにかく半端じゃない古書への偏愛ぶり。しかも収納する本棚、函、そして豆本まで手作りしてしまうのだからすごい!そのマメさと器用さを分けて欲しい(マジ)。古書をめぐる古書店主と客の静かなバトル、古書市での熱い戦い、とにかく古書ワールドは奥深く、笑いあり泣きありスリルありのディズニーランドも真っ青なファンタジーワールドだ。ちょっぴり、そんな世界に足を踏み入れてみたい気もするけれど、ファンタジーワールドの奥には一度はまったら抜けられない恐ろしい泥沼がぽっかり口をあけて待っている。キャ〜!!!