フーセル(熱い男)と呼ばれるぜんそく持ちの青年が革命家になることはわかっていたけれど、知らずに見たとしても、この青年が何かを成し遂げる人物であろうことは伝わってくる。この若く聡明でまっすぐで不器用な澄んだ瞳のゲバラ像をガエル・ガルシア・ベルナルが演じている。旅を愛する心と冒険心だけで旅に出た若者が旅を通して変わっていく様子が少しずつ丁寧に書かれていてとても良い映画。もう一度観たい。