ブルースノウ・ワルツ

ブルースノウ・ワルツ

う〜ん、イマイチ。

「ブルースノウ・ワルツ」「グラジオラス」の2編。
どちらも思春期から大人になるときに失われていくものをテーマにしている。
「大人になんかなりたくないよ」ってやつだ。
そのあたりの心理は良くかけていると思うんだけど・・・。

「ブルースノウ・ワルツ」は時代も場所も架空。
まだ蓄音機もなく馬車で移動する時代。都と呼ばれる場所。
何故そういう設定にしたのかなぁ?
このテーマを書くのにこんな設定必要ないような気がするけど。
しかも、その時代や場所の描写が中途半端。
文章から受ける感じは現代なので、
時々現れる場所や時代の描写を読んだ時、ものすごく違和感を感じる。

でも「グラジオラス」は良かったかな。
装丁も素敵。