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- 作者: 長谷川純子
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2004/05/20
- メディア: 単行本
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書き下ろしの「観覧車」の4編を収録。
いや〜、これは面白かった!
これから追いかけていきたい作家さんだわ。
姫野カオルコと斉藤綾子と角田光代を足して割ったみたい。
クリトリスが発芽するなんて奇天烈な出来事がおこり、
文章のリズムや造語も奇妙で独特なんだけれど、
実はオンナの孤独や性に関する普遍的な思いを描いている。
読み終わるとなんとなく切ない気分になってしまい、
「あれ?こんな切ない話だったっけ?」って感じ。
割とまっとうな感じの書き下ろし作品もなかなか良いけど、
個人的には「ウフ・」に連載されてた3編みたいなものをもっと読みたいな。
登場人物が皆似た感じになるのがちょっと辛いかもしれないけど。
でも、こういうの好きだ。