雨にもまけず粗茶一服

雨にもまけず粗茶一服

道家元・友衛家のあとつぎを放棄して家出した主人公、遊馬くんの成長物語。
とても良くできたエンタメ小説。個性豊かで善良な登場人物たち。笑いあり泣きありちょっとした謎あり、最後まで飽きさせない。描かれているお茶の世界も素晴らしく、興味深い。ストーリーとは関係ないけれど、きっちりした躾をされ、日本の文化を身に付けている主人公がとっても羨ましい。そのあたり、私のコンプレックスだったりするのよね・・・。