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- 作者: ジャックケッチャム,Jack Ketchum,金子浩
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1998/07/01
- メディア: 文庫
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id:naoko_1999さんのミクシィ日記で知った本。とにかく最悪の読後感ということで覚悟して読んだけど、やっぱり最悪の読後感だった。特にグロテスクな描写があるわけではない。それでも本を正視できないくらいに陰惨な虐待の描写がこれでもかこれでもかと突きつけられる。途中で何度も読むのを止めようと思ったのに、どうしても止められなかった。虐待の一部始終を見ていながら傍観者となってしまった語り手と同じように、私も見てしまったのだ。この陰惨な虐待の一部始終を。読み終わったときのものすごい解放感。この解放感が味わいたくて、私は再びケッチャムの作品を手にとってしまうのかもしれない。
- 作者: ジャックケッチャム,Jack Ketchum,有沢善樹
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 1997/06/01
- メディア: 文庫
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「手にとってしまうかもしれない」などともったいぶったことを書いているけれど、実際はすぐにでもケッチャム作品が読みたくて書店に走り、そこにあったケッチャム作品をすべて手に取りレジへ行ったのだ。
そして、またこれも。とことん正義が報われない。悪の根は深いのだ。目の前から消えたように思われてもじわじわと大地に根を張っている。