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- 作者: 角田光代
- 出版社/メーカー: 太田出版
- 発売日: 2005/08/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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角田光代と魚喃キリコ、栗田有起、石田千、長嶋有里枝の対談集。ざっくばらんに飲んだり食べたりしながらの対談。対談場所の居酒屋情報や角ちゃんのランチ写真日記が載ってたりとちょっと変わった対談集。
魚喃キリコがめちゃめちゃ面白かった。男前!って感じの人。
栗田有起との作家談義も興味深かった。「作家には意識して書かないものがある」って言う話。そういう部分を意識して作家読みしてみたら面白いかもしれないな。書かないことで表現されているその作家の裏テーマみたいなもの。
石田千とはあんまり話がかみ合っていなかったみたい。
長嶋有里枝は写真を見た事がないんだけど、ぶっ飛んでるの?かわいいひとって感じだったけどな。
で、角ちゃん。やっぱりお友達になれないと思うの。
「結婚しても公にしない。それは仕事してて結婚しない女が「結婚できない」っていわれることがすごくムカつくから、結婚と無関係のところで対抗したい。「しない=できない」じゃなくて世間に結婚しないという選択を肯定させたい。」
なんて、この負け犬時代に思っていること事体が古い価値観だよー。それをこの対談の場で声高にいう、この空気の読めなさ。致命的。