いろんな気持ちが本当の気持ち

いろんな気持ちが本当の気持ち

長嶋有とは縁があるようなないような。「猛スピードで母は」は確かブックオフからウチに来たはずなのに、読まないうちに間違ってまたブックオフに帰っていってしまったらしいし、「タンノイのエジンバラ」は図書館からウチに遊びに来ていたのに、オーディオ好きのオットに題名だけをネタにされただけで、返却期限になって図書館に帰っていった。確か「ジャージの二人」も・・・もういいって!てなわけで結局ちゃんと読んだのは今回が始めて。でもこれは小説ではなくてエッセイ集


近頃流行?の脱力系。ユーモアがあって読みやすくて脱力系なんだけれども意外に読み応えがある。時々、襟を正したりなんかしてしまう空気もあったり。
「2−物書きなのである」がやっぱり興味深い。自著のタイトルのつけ方や芥川賞にまつわるエピソードとか。
「3-好きな作家はたくさんいる」は書評なんだけれども、作家ならではの視点で書かれているのが良かった。サリンジャーと固有名詞とか勃起文学としてのアーヴィングとか。


小説を書ける人、ちゃんと読める人っていいなぁとしみじみ思う。こういう人の作品はちゃんと読まなくては。好みだとか好みじゃないとかにかかわらず、ちゃんと読んでおこうと思う。出来ればお財布をいためて買って読もうと思う。そしてサイン会があったら「好きな言葉を書いてください」って言うんだ♪


これは全く余談なのですが、私は「すみれSeptemberLove」を一風堂のオリジナルで聞いた世代です。カセットテープを持っていました。あれは名曲だよね♪・・・って長嶋さん、私より若かったのか。

ベリー・ベスト?すみれSeptember Love

ベリー・ベスト?すみれSeptember Love

ちょっと怖い・・・。このジャケット写真。