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ダイヤモンド・ガールズ

母親と四姉妹という女ばかりの「ダイヤモンド家」。四姉妹の父親はみんな違うという、なんだか複雑そうな一家。しかも母親のおなかには5人目の赤ん坊が。一家は占いにしたがって、これまで住んでいた団地から引っ越すが…。

mixiヤングアダルトコミュ読書会の３月の課題本。 読書会ってなんか楽しいー♪久しぶりのＹＡはとても読みやすく楽しめました。

まず、やっぱり大人の生き方に子どもは影響をうけてしまうよなぁと。
子ども達4人はしょっちゅうケンカをし文句を言っているけれど、自分たちの状況を受け入れ、たくましく成長している。でも同じ母親としては、やっぱりスーの生き方には納得できない。だからスーが何かするたびに読んでいる私はイライラ。この小説の中にはスーの行き当たりばったりともいえる生き方を納得できるほどの説明もないし。 ま、それはＹＡ向けの小説なんだからしょうがないのかな。 あくまでも子供たちが中心ということで。

子ども達のストーリーはとても生き生きしていて面白く、特に語り手のディクシーの成長は読んでいてすがすがしい。 ただ、友達のメアリーを取り巻く状況が浅くしか書かれていないので、ディクシーの成長物語のための道具っぽく思えたのが残念。 なんとなく、ＴＶでよくやっている大家族ものを小説で読んだって感じかなー。