あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

よしながふみ対談集 あのひととここだけのおしゃべり

しをんちゃんとの対談の内容が気になって読みました。少女マンガもあまり読んでいないしBLにハマったのも最近だし、コミケとか同人誌とかその辺とはまだお付き合いしたことがない中途半端な本オタクなので、わからないところも多々ありましたが、結構面白かった。よしながさんって熱い人だなー。

すごいローカルな話なんだけど、バレー部とかテニス部の、ふだんマンガを読まない子達は紡木たくさんに夢中で、私の友達の少女マンガ好きな人は、くらもちふさこさんと吉野朔実さんだったんですよ。

当時は「mimi」があってさ、吉田まゆみ先生を読んでたんだよね。彼氏とかいそうな子は「mimi」を読んでた。

「マーガレット」を読んでるような人とは違う感じの人が読んでた。だって吉田まゆみ先生のはリアルなセックスが出てくる。

そのまんま私のマンガ遍歴。高校時代は一応テニス部だったこともあるし(笑)。そうか、私はコアなマンガ読みとは違う路線を行ってたんだなぁ。本好きさんと読んでいた少女マンガの話をすると「キャンディキャンディ」以降、「ガラスの仮面」「エースをねらえ!」以外はさっぱり話が通じないので不思議だったんだけど、これで納得。

そう。そんなことはもうみんなわかってるんですよ。女同士で話したほうが楽しいに決まってるって(笑)。でも、夏にダイエットしないとビキニが着られないように、その時期を我慢しないと“結婚”という安定は手に入らないんですよね。

私はその言葉を聞いて、どうしてオタクがクラブも合コンも何にも行かないのかがわかったと思ったんです。そんな楽しいか楽しくないかわからないようなところに使う時間なんかないんですよ。

私は根本的にはオタク気質だと思うんだけど、それに気がつくのが遅かったんだな。だから、なんか疲れるなぁと思いながらも、一生懸命、女の人生すごろくの上がりを目指していたんだ。でも多分仕事に目覚めたあたりから、自分のコアな部分が出せるようになって来たんじゃないかと思う。あと結婚した相手がオタク気質だったのも影響してるな。あ、いいんだ、オタクでも!でも別行動ね、みたいな。(笑)